シュルレアリスム

現役美大生が解説!超難解な個性的現代美術・「シュルレアリスム」について

その他の現代美術(ポップアート)

その他の現代美術について

今まで、シュルレアリスムを中心に、抽象表現主義への変換についてお話してきましたが、ここでは、この2つ以外の現代美術についてお話したいと思います。

ポップアート

ポップアートは、現代美術の芸術運動のひとつで、抽象表現主義の次の美術運動になります。シュルレアリスム→抽象表現主義→ポップアートのような流れですね(^▽^)このポップアートは、いまでもみなさんけっこう目にする機会が多いほうかもしれません。大量生産・大量消費社会をテーマとして表現するもので、現在でも雑誌や広告、漫画、報道写真などを素材として扱っています。このポップアートは、アメリカ大衆文化の影響を受けていた1959年代のイギリスで生み出された美術運動で、1960年代にはアメリカでロイ・リキテンスタインとアンディ・ウォーホルなどのスター作家が出現!!!全盛期を迎えて、世界に影響を与えた美術運動となります。

ポップアートが生まれた背景

時代は第二次世界大戦後です。この頃、先進国では毎日、大量生産の製品に囲まれて、それらを消費して、一昔前とは異なる生活を送り始めました。自分の生活に当たり前のように馴染んでいる家電製品・雑誌・缶詰・冷凍食品・・・などなど、これらの製品やサブカルチャー、生活様式を風刺するポップアートもあれば、反対にその生活を受け入れて、自分達を取り巻く大量生産・大量消費社会の風景を、自然に囲まれた生活に変わる新しい「風景」として、ポップアートを描く画家もいました。

イギリスで始まったポップアート

このポップアートは1950年代のイギリスで始まりました!若い芸術家たちは、戦争が始まった直後から、じつはポップアートの走りとなるような芸術を密かに作っていたそうなんです。アメリカとの戦いでアメリカ軍兵士が持ち込んだアメリカ雑誌の切り抜きを利用して、コラージュをしたりして、ひそかに楽しんでいたそうです。そして第二次世界大戦が終わってから、若い芸術家たちのそのアートが評価されます。第二次世界大戦が終わって、国自体が疲れていたイギリスにとって、このポップアートは明るい大衆文化として急速に発展していきます。イギリス内では、アメリカからもたらされた道具で大衆文化をつくりあげるなんて!!!と批判もあったそうですが、それ以上に、若者の間や、広告関係などの間で興味深いものとして広がりを見せていったのだそうです☆

アメリカで栄えたポップアート

実際にポップアートが盛んになったのは、ポップの元となる商品や大衆文化の発信地となった、1960年代のアメリカでなかでもニューヨークなのだそうです♪戦後のイギリス人にとっては、アメリカのハイセンスな商品や大衆文化はキラキラ輝いて見えたのでしょうね。でも、アメリカ人にとっては日用品で、いつも目にしているし、どこにでも売っているただの商品だったわけです。むしろ、日用品なのでかっこいいものではなかったはずです。それゆえ、イギリスからポップアートがやってきても、それに対して批判的なアメリカ人が多かったそうなんですよ。

アメリカでポップアートが受け入れられた理由

アメリカでポップアートが受け入れられるようになったのは、ロイ・リキテンスタインと、アンディ・ウォーホルの存在があったからなんです(^^)この2人が、それまでアメリカで一大勢力だった「モダニズム(現代風)」を打破できるほどのポップアートの魅力を世に送り出したからアメリカでも受け入れられるようになったのです!!!アンディ・ウォールホルといえば、キャンベル・スープの缶、洗剤ブリロの箱、マリリン・モンローなど女優や有名人の写真などをはじめとして、いたるところにある・特別ではないごく普通のものを題材にした版画を大量生産しました。そして1961年に渡米していたローレンス・アロウェイがアメリカに「ポップアート」という言葉を紹介して広がっていきました。若者にとってはやはり、非常に刺激的だったんでしょうね!!!

ポップアートが衰退していく時代

ポップアートの最盛期は1960年代前半から1960年代中盤でした。そして1960年代の終わりになると、新しい美術の流れが台頭してきて、ポップアートの流行は急降下していきます。ポップアートの最後のほうは、ドラッグによる幻覚を表現した“サイケデリックアート”へと変わっていったんです。この頃は、現実逃避の美術が非常にもてはやされた時代になったんです。

ポップアートの画家「ロイ・リキテンシュタイン」

ロイ・リキテンスタインは、ポップアートの代表的な画家さんです(^O^)/新聞連載の漫画の1コマを、印刷インクのドットまで正確にキャンバスに拡大して描いた作品などで超有名!!!この人の名前を知らなくても、この人の絵を見たら、誰でも1度は見たことがある、というほどの世界的な絵画ではないでしょうか!?漫画なので、非常に単純明快な絵なのですけど、線や、絵そのものに、非常に個性が感じられます。また、単純化された色彩なども、このポップアートの魅力ともいえるかもしれないですね!!

ポップアートの画家「アンディ・ウォーホル」

アンディ・ウォーホルはアメリカの画家・版画家・芸術家として活躍したのですが、中でも有名なのがポップアート画家としてのアンディ・ウォーホルです!!ロックバンドのプロデュースや映画制作なども手掛けた、実に多彩な人物なんですよ」!!そんなウォーホルは40歳の時に銃で撃たれますが、一命を取り留めます。そして58歳で心臓発作のため亡くなったそうです。

最後に私からお礼とメッセージ

みなさま、最後までお付き合いくださってどうもありがとうございました!!!美術と言うのは奥が深く、いかようにも解釈できるところが魅力的でもあり、また、とても難しい部分でもあると思います。私も美術大学に通いながら、自分の本当に描きたい絵をかける喜びと、自分の変化や時代の変化とともに、描きたいものが変わったりする葛藤を味わい始めています。そして最近は、人間の醜い部分もさらけ出すシュルレアリスム美術に惹かれて勉強しています。過去の偉大な芸術家たちも、自分の作風に悩んだり、美術運動の流れの変化に戸惑ったり、時代につぶされそうになたリ、たくさん悩んでいたのだと思うと勇気が湧いてきました(^O^)このサイトを読んでくださった方なかで、1人でも「興味を持った」「勇気付けられた」というかたがいらっしゃったら嬉しく思います(^^)