シュルレアリスム

現役美大生が解説!超難解な個性的現代美術・「シュルレアリスム」について

シュルレアリスムの画家(2)

シュルレアリスムの画家たち

では、前ページに引き続き、シュルレアリスムの画家をご紹介していこうと思いますので、どうぞご覧くださいね~(^O^)

サルバドール・ダリ

サルバドール・ダリは、ちょっと変わっている人物という逸話を持つ、スペインの画家です。彼もシュルレアリスムの代表的な作家として知られていて、夢の中のような不思議な世界観を持った絵を残しています。そして、数々の名言(迷言!?)を残していることでも有名ですよ(^^)

妻・ガラの大きな存在

奥さんは、もともと知り合いの方の奥さんだったらしいんですけど、惹かれあってしまい、晴れて結婚したそう。略奪だ!!大恋愛だったんですね~(^^;)その奥さん、ガラさんというんですけど、ガラを聖母に見立てた絵画も何枚も作っていて、ダリにとって妻・ガラはかけがえのない存在で、ダリのすべてだったといいます。ガラの心の中心にいた存在であり、仕事上でもマネージャーだったとか。そんなガラが亡くなると、「自分の人生の舵を失った」と非常に激しく落ち込み、絵画も辞めて引きこもってしまったんですって。

ダリの名言(迷言)集

ダリは数々の名言(迷言)を残しているそうです。一部ご紹介しますね(^^)天才っていうのは紙一重なんだな~って、改めて感じますね、ダリの言動を調べると・・・(^^;)ほんと、紙一重・・・。納得できるものもあれば、う~ん・・・ていうものもあって、さまざま。よかったら読んでみてくださいね~!!!面白いですよ!!!

  • 完璧を恐れるな。完璧になんてなれっこないんだから。
  • 富める者が自分のために戦争をする時、死ぬのは貧しき者の方なのだ。
  • あなたは、あなたの一生以外の何ものでもない。
  • 我々は決して悪を選ぶことが出来ない。我々が選ぶのは常に善である。
  • 自由であるとは、自由であるべく呪われていることである。
  • 人間の運命は人間の手中にある。
  • 過去とは、所有者の贅沢だ。過去を整頓しておくには一軒の家を持つことが必要だ。私は自分の体しか持たない。
  • 青春というものは奇妙なものだ。外部は赤く輝いているが、内部では何も感じられないのだ。
  • 神々と肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。神々と同じように残酷になることだ。
  • 恋はその始まりがいつも美しすぎる。だから結末が決して良くないのも無理はない。
  • 眠い人が眠るように、瀕死の人は死を必要としているのです。抵抗が間違いで無駄だというときが、いずれきますよ。
  • シュルレアリズムは破壊的だ。しかし、それは我々のビジョンを限定する錠の留め金とみなされるものだけを破壊するものだ。
  • 地獄とは他人のことだ。
  • 私が生まれるということは不条理である。私が死ぬということも不条理である。
  • もっといい時代はあるかも知れないが、これは我々の時代なのだ。
  • 私は暴力に対して一つの武器しか持っていなかった。それは暴力だ。
  • 人生とは自らの道である。一つのことを試みることであり、一つの道を端的に示すことである。
  • すべての答えは出ている。どう生きるかということを除いて。
  • 一人一人の人間が究極の絶対的な自由を持っている。
  • 私は同時に他人の自由をも目標にするのでなければ、自分の自由を目標にすることはできない。
  • 人間は自由であり、常に自分自身の選択によって行動するべきものである。
  • 貨幣は私の力を現す。
  • インテリというのは真の革命家ではない。暗殺者になるくらいが関の山だ。
  • 嘘とは、私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。だから、私は生まれながら嘘を相続している。
  • 沈黙が金なのだ。不在が神なのだ。神とは人間の孤独さだ。俺しかいなかったのだ。
  • 6才の時、コックになりたかった。7才の時、ナポレオンになりたかった。そして、私の野心は、それ以来着実に成長し続けている。
  • 私は天才を自覚している。
  • 天才になるには天才のふりをすればいい。

ルネ・マグリット

このルネ・マグリットの絵は、そんなに過激ではない気がします・・・。個人的に・・・。どっちかというと、すこし幻想的な感じも漂うかな~って。あくまでも、個人的にだけど。モノによっては、“ちょっと美しいかも~!!”と思うものもあれば、“気持ち悪い・・・”と思うものもあり、さまざまですけどね。このルネ・マグリットの絵も、見る人に何を伝えたいのかというのがちょっと理解不能な感じがおおく、シュルレアリスムの理念である“無意識の願望の世界”“作者の意図がよくわからない世界”を忠実に守っていると思います(^O^)

ルネ・マグリットの生活

彼の生活は、他の数奇な運命を辿っているシュルレアリスムの画家たちとは少し異なっていて、意外と普通な生活を送っていたそうなんですよ(^^)ブリュッセルの地でつつましいアパートに暮らして、幼なじみの妻と生涯、離れることなく連れ添っていたそうです。犬も飼っていたりしたそうですよ~!!私も犬を飼っていて犬好きなので、めっちゃ親近感わきますよ~(笑)そのほかにも、約束の時間は必ず守るとか、夜は必ず決まった時間に就寝する規則正しい生活を送っていたとか、すんごく庶民派のニオイがプンプンしますよね。日本で言う“昭和的な雰囲気”が漂いませんか!?これは、本当に庶民だったのか、それとも庶民のふりをしていたのかは謎だそう。でも、非常に几帳面で、絵具で床や衣服を汚すようなこともほとんどなかったという人物ですよ~!!

ルネ・マグリットの作品の特徴

彼の作品の特徴は、几帳面な性格がとっても現れていると言われています。そして、私も彼の作品は几帳面だな~っておもいます。内容は不思議な、首をかしげてしまうような感じなんですけど、絵画のタッチは美しくてとっても優雅ですよ☆

イヴ・タンギー

イヴ・タンギーも、不思議でちょっと気味の悪い作品が多いかも・・・(>。<)イヴ・タンギーは家族に画家がいるわけでもなく、それまで美術の“美”の字も触れたことがないような人物だったんですけど、ある日、ジョルジョ・デ・キリコの絵画をみて美術に目覚めたそうですよ!!

イヴ・タンギーの作品の特徴

シュルレアリストが描く作品は、どれも無機質な感じのものが多いですけど、イヴ・タンギーの作品はその中でも、けっこう無機質な雰囲気が漂っているな~と思っている私です。彼の心の中の“孤独感”がちらほら垣間見えるような気がします・・・。しかも、貝のような、骨のような、見る人に少し不安感を与えるような物体を絵画のそこかしこに散りばめていたり、ちょっと不思議なかんじ。しかも背景は、砂漠のような、海底の様な、不思議な空間が広がっています。けっこう口で説明するのが難しい(笑)

エドガー・エンデ

このエドガー・エンデは、あの児童文学でおなじみの「モモ」の作家であるミヒャエル・エンデのお父さんなんですよ!!「モモ」は私も小さい時から大好きで、あの不思議な世界観はシュルレアリストの子供が描き出したのか~と、この父子の関係を知ったときに、深く納得した覚えがあります(^―^)

エドガー・エンデの作品の特徴

彼の作品は、不安感をあおるような作品から、すこし穏やかな気分で鑑賞できるものまで、わりと幅広い雰囲気のものが存在しますよ~(^^)全体的には、やはり先ほどから色んな画家の説明でも言っている通り、奇妙で神秘的な作風ではあります。なんかね、夢の中にでてきそうな感じの奇妙さなんです。夢の中って、現実ではありえないような風景とか現象が起こるじゃないですか!?そんな感じの作品が多いです(^O^)