シュルレアリスム

現役美大生が解説!超難解な個性的現代美術・「シュルレアリスム」について

シュルレアリスムの画家(1)

シュルレアリスムの画家たち

シュルレアリスムの画家は、美術に詳しい人でない限り、あまりその名を耳にしたことがないかもしれませんが、無意識に無作為の作品をつくるという、なかなか難しい表現方法に魅了され、チャレンジした素晴らしい画家です(^^)ではご紹介していきまーす!!

アンドレ・ブルトン

アンドレ・ブルトンはシュルレアリスムの創立者で、アメリカ現代美術においては欠かすことのできない存在!!!アンドレ・ブルトンがシュルレアリスムの流れをつくったきっかけは、精神分析学社フロイトの思想によるものだそうですよ~。それまでアンドレ・ブルトンはダダイズムの一員だったんですけど、どうやら考え方がぶつかったりして、自分なりの美術思想というものを次第に確立していくんです(^^)そしてだんだん、シュルレアリスムが衰退していくなかでも、自分の信念を曲げなかったそうですよ~。

アンドレ・ブルトンの性格

私、最初は、アンドレ・ブルトンのことを“自分の信念を曲げないかっこいい画家”と思っていたんですけど・・・。う~ん、どうやらそれだけではないみたい。どうやらだいぶクセのある強気な人物だったみたいですよ(^^;)というのは、自分とあまり合わない芸術家・気に入らない芸術家などを“シュルレアリスト”として認めなかったという話があるんです。認めなかっただけではなく、シュルレアリスムからその芸術家たちの名前を削除したんですって(;´д` )こういった行動や、自分がシュルレアリスムの頂点であるような言動、物事に対する行き過ぎた言動に、多くの芸術家が反発心を持って、次第にアンドレ・ブルトンから距離を置くようになったんだとか・・・。まあ、シュルレアリスムを創立するまえにも、ダダイズムの画家と対立したりと、言われてみれば問題児だったのかもしれませんよね(^^;)

マックス・エルンスト

マックス・エルンストもシュルレアリスムの代表的な画家さんですよ(^^)マックス・エルンストはあの有名な“ゴッホ”の絵を見て衝撃を受けて、画家を目指し始めたんですって。もともとマックス・エルンストンのお父さんも画家だったようなので、やっぱりその血を受け継いでいるんでしょうね~(^^)彼もダダイズムからシュルレアリスムに進んだ画家の1人ですよ!!このマックス・エルンスト、絵画の技法においては素晴らしく天才なんです。というのも、さまざまな技法を使って、色々な印象の絵画を後世に残しているんですよ~。

マックス・エルンストの絵画技法

コラージュ

コラージュってよく聞きますよね(^^)たぶん、美術に詳しくない方でも聞いたことあると思います。このコラージュというのは「糊付け」っていう意味で、いろんな異質のものを寄せ集めて組み合わせていくということなんです。ピカソはこのコラージュ技法のパイオニア的存在で、いろんな素材のものを組み合わせた作品を作成して、新たな美術の世界を切り開いたと言われているんですよ~(^▽^)素材は身の回りにあるもの、何でもいいんですけど、新聞紙・布・針金など何らかの“物”を使用してつくりあげますよ~!これは絵画の世界から逸脱していて、個人的にはとっても面白くて好きな技法です(-^〇^-) 出来上がりは斬新的な作品になるんですけど、組み合わせ方で全く違う作品になったりするので面白いと思います!

フロッタージュ

フロッタージュは、凹凸のあるものの上に紙を置いて、鉛筆などの描画材でこすると、その凹凸の形を写し取って描くことができる、という技法です(^^)みなさん、小さい頃、葉っぱの上に紙をおいて、鉛筆でなぞりませんでしたか!?知らず知らずのうちに、私たち、フロッタージュしてたというわけです(笑)フロッタージュの面白いところは、こう描きたいと思っても、鉛筆でこすった結果、思っていた通りの形にならないというところ。これが、無意識・無作為を目的とするシュルレアリスムにぴったりはまったというわけですよね!!無作為にできたその形は、その作品をいかようにも見せることができ、見る人の想像力や感性によってまったく違ったものになります(*´▽`*)凹凸のあるものなら何でも、素材になってしまうわけで、そんな無限の可能性もフロッタージュの魅力の一つかもしれないですね~~☆☆

デカルコマニー

紙と紙などの間に絵具を挟んで、その上から圧力をかけると、絵具が押しつぶされて広がりますよね!?その広がりの模様がまったく予想できない、偶然の産物にになるわけで、意図的に描くことのできない、シュレリアリスムの理念に適った技法なんですv(^o^ )こちらも見る側の想像力を掻きたてて、作品が様々な表情に変化するんです(^^)無意識ではないですけど、作者の意図した形には出来ないという無作為な部分ではシュレリアリスムで大活躍したわけですね~~~☆

二つ折りの紙などを使う場合
二つ折りの紙を使う場合は、再び開きますよね!?なので、開いたときに左右対称になるんです。
板や紙の上から、別の板や紙を押し当てる場合
2枚の紙や板を使う場合は、左右対称ではない形が生みだされますよ~。それもまた個性的。
開き方によっても模様が変わる
開くときに、そっと開くか、それとも激しく開くかによっても、絵の具の広がり方が変わるんですよ!!広げるときに紙がこすれたりしたら、そのこすれた模様が出るし、本当に予想できない手法ですよね~!!
素材によっても模様が変わる
紙でおこなうか、板でおこなうか、紙の吸水性の優劣によっても模様が異なってくるので、そういった部分でも作者にとっては未知の世界(ミ ̄ー ̄ミ)口を酸っぱくして言ってますけど、そういった未知の世界がシュルレアリスムの理念にのっとているわけです!!!

グラッタージュ

グラッタージュはフランス語のgratter(表面を削る、かき削る)という言葉からきているんです(^▽^)マックス・エルンストが生み出した技法なんですよ~!!絵具をのせたキャンバスを、何らかの物質の上に置きます。そして、その絵具をパレットナイフなどで削り取ることでキャンヴァス下の素材表面の凸部にあたる部分の絵具が掻き取られて、その画面上に面白い質感が浮かび上がる、というもの☆画面に凹凸ができるんです。

オシレーション

オシレーションというのは、絵具の入った缶に穴を開て、缶をキャンバスの上で振りまわして描くんです。マックス・エルンストが生み出した絵画技法のことですよ~!これも、自分の考えた模様にはならないので無作為で未知の産物・・・。シュルレアリスムにピッタリですよね!!